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「従業員の健康」への思いを自社だけで抱えない。
業務負担軽減を超えた、専門職による支援のあり方

小原歯車工業株式会社

業種:歯車の製造・販売業

従業員数:グループ総数 215名

WellaboSWP導入年:2024年

導入プラン:オンライン健康管理室ウェラボ(以降「ウェラボ」)

企業HP:https://www.khkgears.co.jp/

公式SNS:X  https://x.com/khkstockgears

Instagram https://www.instagram.com/khkgears/

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小原歯車工業株式会社様は1935年に創業した、歯車製造のトップメーカーです。創業以来、脈々と受け継がれてきた「従業員の健康」を大切にする思いのもと、さまざまな健康づくりの取り組みを実践。その成果が評価され、「健康経営優良法人」に7年連続で認定、さらに中小規模法人部門の上位500社に与えられる「ブライト500」にも3年連続で選出されています。
今回は、高いレベルでの健康経営を実践されてきた同社がなぜウェラボの導入に至ったのか。その背景や現在の変化、そして今後の展望について伺いました。

今回お話を伺った方

● 小原歯車工業株式会社取締役・総務課部長 小原哲司さん

● 株式会社KHK野田・製造部執行役員・部長 小原吉広さん

聞き手:ウェラボ担当・松並 優

今回の事例のポイント

管理職が自ら健診結果の管理や受診勧奨、メンタル不調者への面談を実施し、従業員の健康を献身的に支えてきた一方で、

  • 健康管理体制の属人化
  • 面談実施の業務負担

といった課題も顕在化。そこでシステム化だけでなく専門職による支援が充実しているウェラボを「他にはないサービス」と実感し、導入されました。

導入後には業務負担の軽減に加え、専門職のサポートにより

  • 面談や衛生会議の質が向上
  • 健康経営の取り組みの強化

を実現し、地域を牽引する「健康経営」を推進されています。

ウェラボ導入前の健康経営

「長く健康的に働いてほしい」という思いが、すべての出発点

松並:

御社では、我々の支援が入る前から様々な健康経営の取り組みをされていて、素晴らしいなと感じていました。

小原(哲)部長:

実は30年ほど前に若い従業員が末期がんで亡くなった過去があり、そこからより健康経営に力を入れているようになりました。「長く健康的に働いてほしい」というのは、会社のモットーでもあります。

たとえば前年の健診結果と比較して今年度の検査数値が改善されていた方を表彰する「健診戦」というイベントを開催したり、自主的な体力向上を促すために事業所内にトレーニングルームを設けたり、1日8,000歩を目指すウォーキングイベントでは、上位者や社長・役員の前後の順位の人を表彰して参加意欲を高めています。

松並:

どれもユニークな取り組みで、自然と自分の健康に目を向けられるような楽しい機会づくりをされていらっしゃいますよね。ウォーキングイベントの参加率も70%以上とお聞きしています。

小原(哲)部長:

私としては100%を目指したいと思っているんです。イベント後には必ずアンケートを取り、総務課でその結果を精査して、次回に向けて改善するようにしています。

ウェラボ導入前の課題

課題①「再検査を受けて欲しい」という思いが、なかなか伝わらない

松並:

ウェラボ導入前には、どのような課題があったのでしょうか?

小原(哲)部長:

以前は従業員の健診結果をすべて私が確認し、異常値が出ていた人には直接声掛けをして受診を促していたんです。ただ、このくらい大丈夫だろうという認識の人も多く、なかなか受診につながらず苦労していました。

課題② 休みがちな従業員の面談を、管理職が通常業務の合間に対応

小原(吉)部長:

体調不良などで休みがちな従業員への面談は、私や現場リーダーたちが業務の合間に対応しなければならず、それも大変でした。

小原(哲)部長:

メンタル不調者の相談先も総務が担っており、私が病院まで同行するということもよくありました。

課題③ 個人の努力に依存した健康管理と、属人化への不安

松並:

初めて御社を訪問したとき、部長をはじめ総務課のみなさんの健診結果の管理体制の素晴らしさに驚きました。紙での管理ではあるのですが、丁寧なファイリングで、誰がどんな項目で異常値が出たかをしっかり把握されていらっしゃいましたよね。

小原(哲)部長:

そうですね、従業員の健康管理に対しては丁寧に向き合っていました。ただ、属人化のリスクは懸念していて、次に引き継ぎできないだろうという不安はずっとありました。

ウェラボ導入の決め手

専門職がここまで深く入り込んでサポートしてくれるサービスは他にはない

松並:

もともと様々な健康管理の工夫をされていた中で、ウェラボを導入していただいた理由をお伺いしてもよろしいでしょうか。

総務部長:

健診結果等のシステム化はもちろんですが、やはり産業医や保健師さんが面談やその後のフォローまでサポートしてくれるというのは大きな魅力でした。

小原(吉)部長:

ここまで面倒見がいいサービスはないだろうと思っており、導入して本当に良かったと感じています。

小原(哲)部長:

従業員向けの健康セミナーも開催していただいていますが、健康診断の結果を分析したうえで健康課題を明確にし、次のセミナーのテーマを提案していただけるのも非常にありがたいと思っています。

ウェラボ導入後の変化

変化①業務負担の軽減だけでなく、従業員の変化が数値として見える成果に

松並:

ウェラボを導入されてから1年半ほど経ちましたが、何か変化はありましたか?

小原(吉)部長:

我々が担っていた、心身やメンタルの不調者への面談を産業医や保健師さんにお任せできるようになったというのが一番大きな変化です。

小原(哲)部長:

休みがちだったところから出勤率があがった従業員もいましたね。

小原(吉)部長:

そうですね。やはり上司が面談しても、なかなか本音で話すのは難しいと思うんです。仕事の話を家族以外の人に話せる時間をもつことで本人もメンタル面で楽になり、出勤率が上がったのではないかなと思います。

小原(哲)部長:

「受診してください」というような言葉も、私たちからでは伝わらないことが多かったのですが、保健師さんから専門的な説明を含めて伝えていただくことで思いが届くようになったということも感じていて。実際、精密検査の受診率も増えてきています。

変化②産業医さんの参加によって、安全衛生会議の質が向上

小原(哲)部長:

産業医さんには安全衛生会議にも参加いただいていて、経営視点でビシッと意見してくださるので、大変心強く思っています。

小原(吉)部長:

産業医さんの参加によって「会社として本気で安全・健康を考えている」というメッセージが明確になったという点も感じています。

変化③健診結果のデータを、これまで以上に活用できるように

小原(哲)部長:

健診結果の管理が楽になったのはもちろんですが、従業員が自分の健診結果をスマホで閲覧できるのも非常に良いと思います。また半年に一度、健診結果やセミナー後のアンケート結果を踏まえた報告会を実施していただいていますが、そちらも健康経営でPDCAサイクルを回すのに生きています。

先ほどもお話しした通り、セミナーテーマ案にも生かしていただいていて、もうその通りやっていただきたいと思っています。

松並:

セミナーや「ウェラボレター」という毎月の健康情報発信でも、健診結果等を分析を踏まえていますが、それ以外にも、部長からは従業員の方の健康に関する様々なデータを共有いただいていて、我々としてもとてもありがたいと思っているんです。たとえば工場の自動販売機でどの商品が売れたなどの内訳も取られていて…その内容をもとに、飲料の糖質情報などもお届けできました。

小原(哲)部長:

従業員の健康が本当に心配なんですよね…。

松並:

そういう思いがあるからこそ、一歩踏み込んだ健康管理を実践できていらっしゃるんでしょうね。

小原(哲)部長:

我々としては普通だと思っているのですが…。ただ、私が健康保険組合の議員をしていることもあり、「まずはうちからはじめよう」という考えで、健康経営を推進しているという面はあります。

変化④自社だけでなく、川口市を牽引していく取り組みを強化

松並:

支援に入る前からすでに周辺企業のモデルケースとなるような先進的な取り組みをされていたと思いますが、我々としても「川口市を牽引していく」ところについても、ぜひサポートできればと思っています。

小原(哲)部長:

先日も健保組合とうちが共催する健康経営セミナーを起案してくださって、我々の取り組みも広く共有できました。ぜひ、また一緒にセミナーやイベントをやりたいという話は、社内でも出ています。

現在の課題と、これからについて

今最も気になるのは、若い従業員の肥満率の高さ

小原(哲)部長:

今後は数値の変化として「健診の所見率」が下がって欲しいということは思っているのですが、特に若い層の肥満率が高いことを心配しています。恐らく原因は食生活にあるんでしょうね…。仕出し弁当も栄養バランス等を考慮して選んでいるのですが、追加して色々と食べてしまうのだと思います。

松並:

40代以降の肥満に関しては特定保健指導があるのですが、それ以前の若い世代の方については、ウェラボが介入していくところだと考えています。受診する前の生活習慣の見直しという面でも、よりサポートしていけたらと思います。

小原(吉)部長:

セミナーでも、食生活についてもアドバイスいただいて「参考になった」という声を聞けました。ただ、実際に生活習慣を変えたり、スポーツをしたり、行動変容につなげるのは難しいですね。

小原(哲)部長:

トレーニングスペースも設けていますが、利用するのは一部の人。本当に運動してほしい層の活用はなかなか進みません。

松並:

御社では、アスリート並みの体調管理をされている方と、若くて生活習慣自体整えるのが難しい方と、二極化している面もありますよね。情報発信する際も「上級編」や「基礎編」など、ターゲットを明確にすることも進めたいねと、ウェラボチームで話し合っているところでした。

小原(哲)部長:

ありがとうございます。サービスを色々使い倒していて、申し訳ないくらいですね(笑)

松並:

いえいえ、こちらとしては御社の取り組みに刺激を受けることが多く、むしろ使い倒していただきたいくらいです。

私たちとしても「ずっと元気で働き続けられる」というところを大切にしていきたいと思っています。今後も「ここはこうしてほしい」「これはやってみよう」など率直なご意見をいただきながら、さまざまなご提案とサポートを継続していきます。